禁酒を頑張っていますか。
こんな記事を書くとメーカさんや酒屋さん、お酒に関わる方達が怒るかもしれませんが、アル中から脱出して人生が変わった底辺主婦の戯言だと思ってくれると助かります。
なのでこっそり読んで、『飲んでる人は薄めた毒をどんどん飲んでるんだな〜』と思って下さい。
お酒は毒なの?
はい。毒です。
体にいいことなんて一つもありません。
それどころか脳までおかしくなります。
お酒はいいものだ!と思っている人っているんですかね。
お酒が良いものだとするとなぜ『少し控えよう』とか『やめよう!』などみんな思うのでしょう。
でもとことん飲んで飲んで飲みまくって幸せな人なんていませんよね。
飲みまくった挙句行き着くところは二日酔い地獄からのアルコール依存症や病気という人生で辛い場所です。
お酒は百薬の長なのか?
お酒は昔から百薬の長などと言われ適量であれば逆に体にいいなんて話、聞いたことありませんか?
しかし最近の研究ではお酒は毒でしかないという発表もされてきているそうです。
そもそもお酒が適量であれば体にいいという研究は、材料が少なかったり細胞実験や少人数での研究結果が目立っていてまだ議論のある状態と言わざるをえないのだそうです。
最新の論文では健康への悪影響を最小化する飲酒量はゼロだそうです。
飲酒は例え少量であっても乳がんや口腔癌にかかりやすくなるため、アルコールによる特定の病気の予防効果は飲酒がもたらすリスクを相殺するものではないと結論づけられました。
つまり飲まないことが健康にもっとも良いという結果になっています。
少量のお酒が体にいいとされた理由
それではなぜ少量なら良いものだと言われたのでしょう?
少量のお酒は心身の緊張をほぐしコミュニケーションを円滑にするなどが良い面に捕らえられたことがあげられます。
では少量とはどれぐらいの量を指すのでしょう?
厚生労働省が節度ある飲酒の量を決めています。
一応書いておくとこうなります。
1日の適量と呼ばれているお酒の量(個人差があります)は厚生労働省が示す純アルコールで20g
- ビール(アルコール5%) 中瓶1本(500ml)
- 日本酒(アルコール15%) 1合(180ml)
- 焼酎(アルコール25%) 0.6合(110ml)
- ワイン(アルコール14%) 約180ml
- ウイスキー(アルコール43%)ロックで60ml
- 酎ハイ(アルコール7%)缶一本 350ml
※週にアルコール摂取量が100gを超えると死亡リスクも上昇します。
またあくまで平均値です。
酒が好きでもアルコールの代謝が低い人などはこの基準よりも少なめで考えないといけません。
日本人は世界でも珍しいほど遺伝的にもお酒に弱いと言われています。
そして週に2日ほどの休肝日を作ることも推奨されています。
これを少ないか多いか感じるのは人それぞれでしょうが、アルコール問題を抱えていてここにきている方はきっとこれじゃ満足できないと思います。
それに加え、アルコールには耐性ができます。
始めは弱くてあまり飲めないと思っていても少しずつ飲めるお酒の量は増えていきます。
お酒は少量でも毒でしかない。百薬の長ではない。
私が体験したこと
お酒は毒というのは私も経験からそう思います。
私が禁酒を始めて本当に役に助けてもらったアレン・カーさんの禁酒セラピーという本に書いてある実験があります。
- 好きなお酒を買い込みます。
- テレビや携帯など気をそらすものがないへやに閉じこもります。
- お酒がどんな味か体にどんな効果を与えるかに神経を集中させて一杯、また一杯と飲んでいきます。
- 杯を重ねるごとに集中力が散漫になっていくのがわかると思います。
- そうなった時に自分に「これは本当に楽しい状態だろうか?まともに思考できない状態で一生過ごすということはどういうことだろうか?」と問いかけます。
私も閉じこもりはしませんでしたが、何も周りにおかないでお酒だけと向き合って飲んでみました。
実験で気がついたこと
結局お酒自体が素晴らしいものでもなんでもなかったんです。
- 喉が乾いたらお水など喉を潤すものを飲む
- お酒は飲めば飲むほど渇望感がわく飲み物です
- お酒を飲みながら楽しく観ていたTVや動画はお酒がなくても楽しい。しかも集中して見ることができる
アルコールは万病の元
お酒を飲むことによってリスクが高まると言われている病気をみていきましょう。
肝臓病
肝脂肪…症状はない。肝臓に脂肪が溜まった状態
↓
アルコール性肝炎…脂肪肝の状態でお酒を飲み続けていてさらに悪くなった状態。
そのまま死亡することもある。
↓
肝硬変…アルコール性肝障害の最終段階。
ここまでくるともう元の体には戻れないそう。
高血圧
お酒を飲むと血圧が高くなることがわかっています。
高血圧は脳卒中や心臓病のリスクを高めます。
アルコール依存症
これは脳に及ぼす影響ですね。
アルコール依存症になると社会的な影響も出てきますね。
乳児・胎児への影響
女性は妊娠中や授乳中に飲酒すると、飲んだ量にかかわらず赤ちゃんにアルコールが直接運ばれてしまいます。
そのアルコールは赤ちゃんに影響を及ぼします。
その他の女性に関わる影響
生理不順、乳がん、無月経、うつの発症とも深い関わりがあるといわれています。
出典は
こちらのサイトは病気のこと以外にもアルコール依存のことがとても良くわかりますよ。
お酒は分解される
お酒は分解されるから大丈夫なのでは?と思う人もいると思います。
しかし!分解された物質も危険なのです。
お酒は体内に入ると体の中で分解されてアセトアルデヒドという物質に変わります。
この二日酔いの原因にもなるアセトアルデヒドが毒でしかない原因になります。
アルコール自体にも発がん性があるのにこのアセトアルデヒドにも発がん性があると考えられています。
アセトアルデヒドは肝臓の分解酵素などによって酢酸に分解され最終的に炭酸ガスや水分となって体外に出されます。
しかし、この分解。
日本人の40%が遅いと言われています。
- 顔が赤くなりやすい
- 吐き気がする
- お酒に弱い
いわゆるこんな感じの人ですね。
そしてこの分解が遅い人はアセトアルデヒド食道癌になる原因と言われています。
結果、お酒は百薬の長ではない!万病の元!としか言えないですね。
まとめ
ここまでお酒は毒だということを書いてきましたが禁酒しようと思った人の後押しはできたでしょうか。
お酒は毒です。
毒を飲むことによるリスクは計り知れませんね。
それなのに世間はお酒はいいものだ、美味しいものだ、楽しいものだと毎日CMを流しまくっています。
一方では飲酒運転で事故を起こしたり飲酒で犯罪を起こす人が多数います。
この世の中は何かおかしいものを感じます。
お酒が本当に幸せになれるものならば、あなたはこうやってお酒をやめようと努力なんてしてないはずです。
お酒と上手に付き合える人なんていないんです。
この辺の理解とお酒をやめた後の計り知れないメリットを自分に落とし込むんです。
そうするとあなたも楽に禁酒できるはずです。
しつこいようですが、お酒が毒だということがわかったと思います。
いますぐ飲むのをやめるとじわじわ解毒できます。
良い未来しか見えないな
このブログではお酒をやめてみた効果など色々書いています。